事故再発のリスクも=運行システムに重大な欠陥−中国高速鉄道 事故再発のリスクも=運行システムに重大な欠陥−中国高速鉄道 【北京時事】中国高速鉄道(中国版新幹線)の追突事故は、この国の列車運行・安全管理システムが抱える重大な欠陥を浮き彫りにした。営業最高時速300キロの北京−上海線も含め延べ1万キロ近い高速鉄道網が整備されているが、事故再発の恐れも懸念されている。 事故を起こした車両は当初、最高時速380キロの最新型とは異なるとみられていたが、中国メディアの報道によると、追突した後続の車両は北京−上海線を経由し、福州(福建省)に向かう最新型車両だったことが判明。北京−上海線でも同様の事故が起きるリスクがあることが分かった。 中国鉄道省によれば、高速鉄道の走行中にトラブルが発生した場合、本来は「自動停止システムが必ず始動する」(何華武技術主任)が、機能しなかった。しかも、追突した列車は時刻