高円宮家の次女の典子さまが結婚して皇室を離れられる際に支給される一時金の額を審議する皇室経済会議が、宮内庁で開かれ、1億675万円が支給されることが決まりました。 皇室経済会議は16日午後2時すぎから、宮内庁の特別会議室で、安倍総理大臣や衆参両院の議長など8人のメンバー全員が出席して開かれました。 女性の皇族が結婚して皇室を離れる際には、品位を保つことを目的に、皇室経済法に基づいて一時金が支給されることになっています。会議では、来月5日に結婚される典子さまに、決められた算定方法での限度額となる1億675万円を支給することが宮内庁から提案され、全員が賛成して可決されました。 一時金は、結婚式のあと速やかに支給されるということです。 典子さまは、結婚式を前に来月2日には、皇居宮殿の「松の間」で天皇皇后両陛下に別れのあいさつをする「朝見(ちょうけん)の儀」に臨まれます。