欧州中央銀行 ギリシャ支援策反対 7月8日 10時53分 ヨーロッパ中央銀行のトリシェ総裁は、危機的な財政状況にあるギリシャへの追加支援策が民間の投資家にも自主的に一定の負担を負わせる方向で検討が進んでいることについて、市場から債務不履行と見なされかねない案だとして、受け入れられないという考えを示唆しました。 財政危機が深刻化しているギリシャへの追加支援策を巡って、ユーロ圏各国は、ギリシャ国債を保有する民間の投資家が、国債が満期を迎えても、償還された資金を使って新たなギリシャ国債を自主的に購入してもらい、資金の流出を抑える具体策の検討を進めています。これについて、ヨーロッパ中央銀行のトリシェ総裁は、7日の記者会見で「われわれの考え方は変わっていない。債務不履行には断じて反対だ」と述べ、新たな支援策は市場から債務不履行と見なされかねない案だとして、受け入れられないという考えを示唆しました。ト