NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2009年3月16日,データ・センターの国際展開に対する取り組みについて記者説明会を開催した。この場で,(1)ベトナムのハノイの新データ・センター「ハノイタンロンデータセンター」の開設,(2)海外でのリモート・オフィス環境を実現するサービス「仮想オフィスホスティング」の提供開始,(3)SaaS型グループウエア・サービス「グローバルメッセージング」の提供開始――の三つを発表した。 ハノイのデータ・センターは,同社とベトナム最大手の通信事業者であるVNPT(Vietnam Posts & Telecommunications Group)による合弁会社GDS(Global Data Service)が開設する。場所はハノイの中心部から16kmの距離にあるタンロン工業団地。サーバー・ルーム面積は1500平方メートル,投資額は約15億円という(写真1)。4