中国有人宇宙プロジェクト弁公室など各国の宇宙当局は1日、徐々に高度を下げ、大気圏への突入が迫る中国の宇宙実験施設「天宮1号」への警戒を続けた。一部の破片が地表に落下する恐れが指摘されている。 同弁公室の1日の予測では、2日に大気圏に突入する可能性が高い。欧州宇宙機関(ESA)も同様の見方だ。 同弁公室は、突入で大部分が燃え尽きるため、航空機や地表に危険が及ぶ可能性は極めて小さいとしている。 日本政府は、内閣官房で宇宙航空研究開発機構(JAXA)や外務省などの情報を集約。日本に残骸が落ちる恐れがある場合には、注意を呼び掛ける方針。