鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)は県境が大鳥居の中央、並びに奥の御本殿の中央を通るという全国でも珍しい神社です。(写真中央の左が栃木社務所、右が茨城社務所) 一つの神社が栃木県茨城県両県の文化財に指定されているような神社は全国でも当社のみと思われます。 江戸時代までは水戸領でしたが、明治の廃藩置県により県境が神社の中央を通ることになりました。 奈良時代の「常陸国(ひたちのくに)風土記」には「下野国(しもつけのくに)との境の大山」と書かれており、1000年以上前より国境いであったようです。 一つの御社殿ですが、宗教法人としては栃木県茨城県二つの神社と数えられています。