フジサンケイビジネスアイのインタビューに17日応じたNTTドコモの加藤薫社長は、今夏以降の経営戦略や、総務省で始まった競争政策の見直し論議などについて語った。主なやり取りは次の通り。 −−今夏から高速データ通信サービス「LTE」による音声通話「ボルテ」を提供する 「夏モデルのスマートフォン(高機能携帯電話)は、ほぼ全機種がボルテに対応する」 −−新料金プランの収益への影響は 「米アップルのスマホ『アイフォーン』を発売したときと同じくらいの反響がある。音声定額やパケット通信の家族利用などは減収につながるが、顧客獲得などで効果を見込みたい」 −−競争政策の見直し論議で、事前規制の撤廃を主張した 「(電気通信事業法で定めた市場支配的事業者の)禁止行為規制によって、当社はいろいろな企業とのコラボレーションが不自由だ。1社でいろいろなサービスを契約したいという利用者の声に応えたい」 −