高等学校「政治経済」「現代社会」「マクロ・ミクロ経済学」に関するブログです。教科書 資料集 新聞記事 書籍 ニュース について解説いたします。 主張するのは、「政府には借金も1000兆円あるが、資産も650兆円あるので、債務は問題ではない」という説です。 この本に、肝心の「資産650兆円」云々で、論理的に、直接数字に触れているのは、約11ページほど(300ページのうち)でした。あとは、天下りとか、霞が関の官僚の話とか、復興債の話です。 さて、「政府には借金も1000兆円あるが、資産も650兆円あるので、債務は問題ではない」ですが、説得力はゼロです。 例えば、金融資産と、自衛隊の戦車や国道などの実物資産を、ごっちゃにして述べています。 また、金融資産についても、中身が分からずに「売れる」とか、(IMFへの出資金が売れるとは何のことでしょう・・・)、「政府のどこが持っているか」が調べていないの