ロバート・マックル教授 日本からの移住民 発掘作業を行う研究室の学生たち Point ■カナダにあるノースショア山脈の森で、日本人が住んでいたと思われる村の遺物が発見される ■1877年に日本から移住した人々がこの地に住み着いて、1918年にノースショアの一区画に居住権を獲得している ■第二次大戦中に高まったカナダ人の反日感情により、日系カナダ人のおよそ9割が戦時中にいなくなっている カナダのブリティッシュ・コロンビア州にあるノースショア山脈の森の中で、約100年前の「日本人村」が発見されました。 発見者はバンクーバー・キャピラノ大学の考古学者ロバート・マックル教授。最初に形跡を見つけたのは2004年で、研究場所をこの地に移した直後に、和製の陶器やノコギリ刃が複数発掘されました。 その後、マックル氏は研究室の学生と一緒に14年をかけて発掘作業を行い、およそ1000以上の陶器や茶碗、酒瓶、湯