ノースウェスタン大学のジェームス・リンドグレーン(James Lindgren)の論文より。 ・・・(略)・・・総合的社会調査(GSS)のデータに照らすと、再分配政策を大いに支持する「再分配賛成派」の面々は、再分配政策に強硬に反対する「再分配反対派」の面々と比べると、過去1週間のうちに怒ったり、誰かに腹を立てたり、激高したり、悲しみに浸ったり、孤独を感じたり、憂鬱(ゆううつ)になったりしたことがあると答える確率が2~3倍ほど高かった。翻(ひるがえ)って、再分配反対派は、再分配賛成派と比べると、幸せで悠々(ゆうゆう)とした一週間を過ごせたと答える確率が2~4倍ほど高かった。再分配賛成派は、怒りがちなだけでなく、怒りが長続きしがちでもある。さらには、直近で怒ったのはいつだったかと問われると、その時に復讐を企てたと答える確率も再分配反対派の倍以上だった。最後に、再分配賛成派にしても反資本主義者(
![タイラー・コーエン 「再分配賛成派は怒りがち?」(2011年4月11日)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1bd8ab2c013a3314407c924b2f7738043ccd3fee/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi0.wp.com%2Fecon101.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F05%2F22674102-e1684334388934.jpg%3Ffit%3D338%252C500%26ssl%3D1)