明治大・大六野耕作学長 (撮影/写真部・加藤夏子)この記事の写真をすべて見る 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国の大学が学びの機会をどう確保するかとともに、新しい教育のあり方を模索している。明治大学の大六野耕作学長がコロナ禍で苦しむ学生に伝えたいことを語った。 【私大志願者ランキング】前年比増2位は明治・政経 1位は? * * * 学生たちに直接会えたら言いたいことは、このピンチを機に、自分の将来やりたいことを考えてほしい、ということです。 対面授業もできない、サークルもバイトもできない。留学もできなくなった。新入生は一度もキャンパスに来ていない。「なんでこんな目に」と思う学生も多いでしょう。 「学費を返してほしい」という声も大学に届いています。大学HPなどを通じて発信する情報を補う意味で、私は自ら一つひとつ丁寧に返事を出しています。 自分が何をやりたいのか突き詰めて考え