HTML5に対応したマイクロソフトの最新版Webブラウザ「Internet Explorer 9」の正式版が3月14日に公開になることが、IE開発チームのブログにポストされたエントリ「A More Beautiful Web Launches on March 14th」で明らかになりました。 on Monday March 14th we will celebrate the developers and designers who are making a more beautiful web for all of us. 3月14日月曜日、私たちはより美しいWebを作り出すデベロッパーやデザイナーたちを祝福します。 We will release the final version of Internet Explorer 9 for download beginning at 9
アナリストは時に、Microsoftを典型的な「ファストフォロワー」と呼ぶ。新たなトレンドに気づき、それを取り入れる、あるいはつぶすために戦略を調整するのに長けた企業のことだ。その好例がInternet Explorer(IE)だ。1995年にデビューし、すぐにNetscapeを抜いて、当時緒に就いたばかりのブラウザ市場を制するに至った。 MicrosoftはIE普及戦略の一環として、Windowsに同ブラウザをバンドルしたが、これは何年にもわたる米当局との独禁法訴訟につながった。とはいえ、いち早くリードを確保したおかげで、IEは今も米国で最も使われているブラウザとなっている。近年はGoogle ChromeやMozillaのFirefoxなど野心的なライバルの登場にシェアを脅かされているが。 IE9の話に移ろう。年を取って太ったボクサーを戦える体型になるまで走らせるように、Microso
UPDATE ワシントン州レドモンド発--Microsoftは米国時間10月28日、Professional Developers Conference(PDC)の開幕とともに、「Internet Explorer 9」(IE9)のアップデートされたテスト版をリリースした。IE9は、ウェブブラウザ市場における同社の地位を再表明することを目的とする。 同社最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏は28日朝の基調講演で、「ウェブが、ネイティブアプリケーションのように感じられるようにすることを目指した」と述べた。 今回アップデートされたのは、開発者らがウェブサイトのテストに使用することのできる新しいプラットフォームプレビュー版であり、Microsoftが2010年に入ってリリースした、より多くの機能を搭載するベータ版ではない。Microsoftは、ベータ版リリース後も、この開発者向
サンフランシスコ発--Microsoftの「Windows」部門責任者であるSteven Sinofsky氏は、米国時間9月15日に開催の「Internet Explorer 9(IE9)」ベータ版発表イベントで壇上には立たなかったが、同製品のリリースと、一般の人々からの最初の反応に細心の注意を払っている。 それは、IEがWindows全体の成功にとっていかに重要な存在となったかを示すものだ。ウェブブラウジングがコンピュータで行う主要な作業の1つであることは間違いなく、Microsoftは実際に多くの調査を行っている。IEは依然として最も多く使用されているブラウザではあるものの、近年は「Google Chrome」や「Firefox」などのブラウザにシェアを奪われてきている。 Sinofsky氏は、IE9発表イベントでの短いインタビューで、IEがOSのセールスポイント(あるいはそれがないこ
IE9はFlashにとって逆風になる? Internet Explorer(IE)の次期バージョンは、強力なHTML5サポートを備えるといううわさが流れている。Microsoftは昨年のProfessional Developers Conferenceで、IE9ではHTML5などのWeb標準に準拠することを目指すと語っていた。IE9を通じてHTML5が普及すれば、AdobeのFlashには逆風となるかもしれない。同規格は動画再生機能を持ち、Flashのようなプラグインなしでブラウザ上で動画を再生できるためだ。一部では既に「HTML5があればFlashは不要」という声も上がっており、Appleのスティーブ・ジョブズCEOは「Flashは使われなくなりHTML5に移行する」と語ったと伝えられている。 現在、IEを除く主要ブラウザはほとんど(Chrome、Safari、Opera、Firefo
HTML5が拓く新しいWeb(7. マイクロソフト編) Web標準への対応を鮮明にしたIEの 明日はどっちだ 新野淳一 Publickey 2010/5/24 「Internet Explore 9」が発表され、マイクロソフトはHTML5を含む多くのWeb標準に対して積極的に対応していくことを明らかにしました。マイクロソフトはなぜ、このような姿勢を打ち出したのでしょうか やっぱり気になるマイクロソフトの動向 現在、最も普及しているWebブラウザはマイクロソフトのInternet Explorer(以下、IE)です。開発元であるマイクロソフトが、いつ、どのような標準をサポートするかは、常に多くのWebデベロッパの関心事でした。 HTML5への取り組みを各Webブラウザベンダらにインタビューする本連載が始まったのは、2009年8月。第1回は、Chrome開発元のグーグルでした。このときは、まだ
Microsoftの次期ブラウザInternet Explorer(IE9)は、HTML5の動画再生機能でH.264フォーマットのみをサポートする。同社のIEチームが公式ブログで明らかにした。 「H.264は優れたフォーマットだ。HTML5サポートにおいて、IE9はH.264の動画のみの再生をサポートする」と同チームは述べている。 MicrosoftはH.264を選択した理由について、「業界標準であり、幅広いハードウェアでサポートされている」からと説明している。「一般的な家庭用ビデオカメラで撮影した動画を簡単にWebにアップロードして、H.264に対応したOSや機器でブラウザから再生できる」。また、ほかのフォーマットは知的財産権があまり明確でないが、H.264はMPEG LAによる明確なライセンスプログラムがあるとしている。 HTML5の仕様では特定の動画フォーマットは指定されていないため
米Microsoftは5月5日、Internet Explorer(IE)9の開発者向けプレビュー版第2版をリリースした。3月に公開した最初のプレビュー版と比べ、第2版はパフォーマンスや標準サポート、HTML5のハードウェアアクセラレーションが改善されている。 第2版は最初のプレビュー版と比べてJavaScriptエンジンが高速化し、Web標準への準拠度を測るAcid3テストのスコアも100点満点中55点から68点に改善している。また新機能として、IEの診断情報を表示する「Console」タブや、さまざまなユーザーエージェント文字列をテストできる「Change User Agent String」などが加わっている。 プレビュー版はIETestDriveサイトからダウンロードできる(ただし、プレビュー版はプラットフォームのコア部分に軽量フレームを載せたテスト用のものであり、セキュリティ機能
Microsoftからの突然の後押しを受けて、ウェブ上のリッチなタイポグラフィを目指す取り組みは、実現に向けて大きく前進した。 Microsoftは米国時間4月19日、「Web Open Font Format(WOFF)」と呼ばれる技術を用いたウェブベースのフォントの標準化を進めるWorld Wide Web Consortium(W3C)の新たな取り組みへの支援を正式に表明した。これはMicrosoftが新たなウェブ標準と深く関わっていくことを示す最新の兆候となっており、デザイナーにとっては、単に人々のコンピュータ上にインストールされた数種類の書体だけでなく、さらにウェブでの表現を広げていく取り組みに大きな後押しが得られたことを意味している。 MozillaやOpera SoftwareがWOFFを支持するのを見るのは、両社が長年に渡ってウェブの最高水準の技術を推進することに努めてきた
ラスベガス発--Microsoftは、ブラウザの性能を向上させるため、PCからの力添えに期待をかけている。 Microsoftのブラウザ次期版となる「Internet Explorer(IE)9」は、ウェブ上のテキストやグラフィックスのレンダリングを高速化させるため、グラフィックスチップや他のハードウェアを活用する。同社は米国時間3月16日、当地で開催のMIX10において、IE9のコードの一部を公開し、「プラットフォームプレビュー」をリリースした。同コードには新たなエンジンが含まれているものの、まだ完全版の機能が搭載されたブラウザとはなっていない。 基調講演の前に行われたインタビューにおいて、IEのゼネラルマネージャーDean Hachamovitch氏は、同社が今後は約8週間ごとにブラウザコードのアップデートを予定しており、より完全な機能を搭載するベータ版のリリースに向けて進む方針を明ら
Microsoftが再びウェブに本腰を入れて取り組むかどうか疑わしく思っていた人々にとって、その疑いを捨てるときがやって来た。 Microsoftは米国時間3月16日、ラスベガスで開催の同社のMIXカンファレンスにおいて、プログラマー、ウェブ開発者、そして世界中に、同社のウェブブラウザで実現されることの一端を披露した。具体的には、同社が「Internet Explorer(IE)9 Platform Preview」と呼ぶものをリリースした。このプロトタイプは、ブラウザが現在あるウェブを扱う方法を改善するとともに、同じ程度に重要なことだが、登場し始めている新しいウェブ技術のサポートを追加するための、同社の取り組みを紹介するために作られたものだ。 この新しいソフトウェアは、まだ「戻る」ボタンもないほど荒削りの骨組みにすぎない。だが、IE担当ゼネラルマネージャーで、MIXでこのプロジェクトにつ
Microsoftが米国時間3月16日に公開した「Internet Explorer 9(IE9) Platform Preview」は、多くの標準を使っても大丈夫だという強いメッセージをウェブプログラマーたちに発信した。しかしその中の1つ、ウェブビデオの標準に関しては、Microsoftは論争の行き詰まりをさらに深い袋小路に押し込んでしまったかもしれない。 問題となっている標準は、Adobe Systemsの「Flash」やMicrosoftの「Silverlight」といったプラグインを必要としないウェブビデオに関するものだ。これはHTML 5標準の大きな要素の1つである。同標準は、ウェブページとウェブアプリケーションの能力の拡張を目的として現在策定されている。 Microsoftがデモを行ったIE9の荒削りなバージョンには、H.264という特定の技術を使用してエンコードされたHTML
ラスベガス発--Microsoftは「Internet Explorer(IE)9」の出荷時期を明らかにしようとはしなかったが、そのリリースの時期にかかわらず、「Windows XP」上で動作することはないことが発表された。 IEのゼネラルマネージャーDean Hachamovitch氏は、当地で開催のMIX10での記者会見において「最新のブラウザの構築には、最新のOSが必要とされる」と語った。 Microsoftは米国時間3月16日、IE9の「プラットフォームプレビュー」を公開した。この初期のバージョンには、新しい「Chakra」エンジンが採用されているものの、「戻る」ボタンすら搭載されていない状態で、ユーザーインターフェースは完成していない。また、「Windows Vista Service Pack 2(SP2)」以降のOSのみで動作する。
米MicrosoftはHTML5やCSS3、SVG(Scaleable Vector Graphics)などのWeb標準への愛を宣言し、次期版ブラウザ「Internet Explorer(IE)9」のPlatform Previewをリリースした。同ブラウザでこれまで以上の相互運用性を実現すると約束している。 同社はレドモンド本社のIE9 Test Driveイベントで、標準に準拠したブラウザを提供し、ハードウェアの革新を活用することで、開発者の次世代Webアプリケーション構築を支援する戦略について解説した。 3月11日に開かれたこのイベントで、IE担当ジェネラルマネジャー、ディーン・ハチャモビッチ氏は、Microsoftの目標は、開発者がCSS、HTMLなどのWeb技術を利用して、PCハードを活用できるようにすることだと語った。 そして同社はラスベガスのMIX 2010カンファレンスで、
米Microsoftは11月18日、ロサンゼルスで開催の開発者向けカンファレンス「Professional Developer Conference(PDC) 2009」において、開発の初期段階にある次期Webブラウザ「Internet Explorer 9(IE 9)」を紹介した。 まず、JavaScriptの性能が向上した。SunSpider JavaScript Performanceテストの結果では、IE 8より大幅に改善されており、Firefoxなどの競合ブラウザとの差が縮まった。Microsoftは、ブラウザの実際の速度はJavaScriptの性能だけでなく、さまざまなサブシステムの影響を受けるものであるとしつつも、今後さらなる性能向上に努めるとしている。 また、HTML5やCSS3といった新しいWeb標準に準拠する。現段階でのWeb Standards Projectの標準対
米Microsoftは11月18日、次世代ブラウザInternet Explorer(IE)9の一部情報を明らかにした。IE9では競合ブラウザとの性能差が大きく縮まっているという。 JavaSpriptエンジンのパフォーマンスを測定するSunSpiderベンチマークテストで比較したとこと、IE7、IE8のスコアはFirefox 3.5、Chrome 3、Safari 4と差があるが、開発中のIE9はその差が縮まっている。 Microsoftは、JavaScriptエンジンの性能差は縮まったが、実際のWebサイトではこの差は感じにくいかもしれないとし、スクリプト処理やレンダリングなど性能に影響するすべての要素を検討して、ベンチマークだけでなく実際のサイト閲覧の際の性能向上を目指すとしている。 またIE9ではDirectXファミリーのAPIも採用。まずはDirect2DとDirectWrite
ロサンゼルス発--Microsoftは米国時間11月18日、Professional Developers Conference(PDC)の2日目の講演で、「Office 2010」ベータ版のほか、「Internet Explorer 9」(IE 9)に関する初めての詳細や、「Silverlight 4」について言及した。 最初に登壇したWindows部門担当プレジデントのSteven Sinofsky氏は、「標準と現実の間での釣り合いがある」と述べ、MicrosoftがIE 9で向かう方向性について言及した。 同氏によると、Internet Explorer 9の開発が始まって約3週間が経過しているという。 Sinofsky氏は、一部の分野においては改善が必要であることを認めた。その1つはAcid 3ベンチマークで、IE 8はこのテストで100点中20点、IE 9は現在100点中32点で
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