世界時価総額ランキング上位に食い込み始めた中国のIT企業各社。その成長ぶりは飛ぶ鳥を落とす勢いで、これまでIT先進国として業界をリードしてきたアメリカも、その動向に常に目を光らせている。それだけ中国の技術力は確か、かつ脅威的なものだ。しかし、個人のプライバシーを尊重しているとは言い難い中国ならではのプライバシー意識については、ときに注意が必要かもしれない。 ここでは、ジャーナリスト大西康之氏の著書『GAFAMvs.中国Big4 デジタルキングダムを制するのは誰か?』(文藝春秋)を引用。中国IT業界の現状、そして監視社会化が急加速する未来について展望する。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆