2008年3月3日、携帯電話端末事業から撤退すると発表した三菱電機。現在販売中のドコモD905iとD705i、D705iμが最後の製品となり、新規開発を行わないというニュースに衝撃を受けた人も多いだろう。 携帯電話を1000台以上所有する、移動体通信ジャーナリストの木暮祐一氏もその一人だ。 「デジタルツーカーの頃、D製の端末は東京では売っていなかった。その頃は地域によって売られている端末が違っていた時代。東海だったか関西だったか定かでないが、D製の端末のために遠くまでD端末を買いに行った。それほどファンだったので、残念」と話す。 近年は、ドコモ一本にしぼって開発を続けてきた三菱電機。 「昔は売れていたと思うし、フリップ型の端末はアイデンティティもあって人気もあった。FOMA D800iDSのように、革新的なものをつくる気質もあった。自分自身、フリップ型のころDを愛用していて、アナログ電話の