恐怖や不安に影響を受け、被害妄想や誇大妄想を抱くものはパラノイア(偏執症)と呼ばれている。 「誰かに顔を盗まれた」だの「自分の行動が全員にばれている」など、異常な妄想を抱いてはいるものの、人格や職業能力面において常人と変わらない点が特徴だ。 妄想はあくまでも妄想であり根拠のないものだ。だがその恐怖は簡単に払拭できるものではない。 本人にとっては紛うことなき現実なのである。彼らに動かぬ証拠を突き付けたところで徒労に終わるだろう。妄想を抱いているものの多くは、妄想がいかに不合理なことかわかっているのだ。でもそれを否定することができずにいる。 ここでは非常に珍しい10の妄想性障害を見ていこう。 10. エロトマニア(恋愛妄想):愛されてるという妄想 この画像を大きなサイズで見る エロトマニア(恋愛妄想、被愛妄想)は男性よりも女性に多い症状で、自分が相手に愛されているものだと妄想的確信を抱いている