この制度では、留学先エリアを4分割し、所定の区分(指定都市・甲地方・乙地方・丙地方)に応じて毎月固定額を奨学生に対して支給しています。 国費による奨学金らしく、4区分は「国家公務員等の旅費に関する法律」および「国家公務員等の旅費支給規程」に基づいており、支給額の違いから各地域における留学のコスト感をおおまかに把握することができるでしょう。 支給金額から留学先を俯瞰する 以下では、JASSOが設ける都市や地域の区分と、対応する奨学金額をまとめました。 まず、もっとも支給額の高い指定都市(月額11万8000円)には、主要国の首都や中心都市が名を連ねます。 もし、こうした指定都市の大学に留学する場合は、学費のみならず生活費のコストも割高になりやすいと推察できます。 日本人に人気の留学先としては、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどが知られていますが、乙地方(月額7万4000円)に該当す