鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は19日、市役所2階にある市長室前のガラス扉を紙で覆うよう職員に指示した。 扉は高さ約2メートル、幅約2メートル50センチで、板ガラス4枚がはめ込まれている。市総務課によると、19日午前中に市長から指示があったが、紙を張る目的についての説明はなかったという。 市長室の前では各報道機関の記者が市長にコメントを求めて待ち構えており、市長室を出入りする竹原市長の様子を撮影できないようにするのが目的だと見られる。 市役所を訪ねていた市民の男性は、紙張りされた扉を見て驚き、「ガラス張りの市政運営にはほど遠い感じ」とこぼしていた。