東京のコリアタウン・新大久保で毎週のように行われるヘイトスピーチデモと、「レイシストしばき隊」の衝突劇。 渦中にいる在日外国人は、この光景をどう見ているのか。 編集部は、ある在日ヨーロッパ人のグレンさん(仮名・32歳)に話を聞いた。 日本在住5年のグレンさんは、実は欧州では誰もが知る某グループ企業の御曹司で、いわゆる遊学のために来日。跡を継ぐのか?という質問に対しては、「親がやっている仕事なので」と言葉を濁す。去る4月で日本での学びと仕事を終え、次なるアジアの地へ旅立っていくという。彼は慣れ親しんだ日本との別れを惜しみつつ、今繰り広げられている状況について語った。 (※文は個人の主張であり、編集部の見解とは関係ありません) ――5年間住んでみて、日本の印象はいかがですか? 一言でいうと日本人はポライト(礼儀正しい)だけどフレンドリーではない。街は綺麗で、人も親切で丁寧だが、誰かと親友になる