横浜開港百五十周年を記念したイベント「開国博Y150」(二十七日、閉幕)について、運営した財団法人「横浜開港150周年協会」会長で横浜商工会議所会頭の佐々木謙二氏は二十八日、同会議所の定例の記者会見で「イベントは成功だった」と述べた。有料入場者数低迷の責任については「行事はあくまで横浜市がやった。運営したのが協会で、答えにくい」と言葉を濁した。 (荒井六貴) 同協会によると、有料入場者数は百二十三万九千三百二十五人で、目標の五百万人には届かなかった。無料会場を含めると入場者数は、七百十六万六千三百万人だった。 佐々木氏は五百万人の目標について「独り歩きとは言わないが、漠然とした目標だった。(決めたのは)誰でしょうね」とかわした。その上で「有料と無料の会場に、何人来たかが目安になった」と、「成功」と判断した理由を述べた。