ユーザー系の大手インテグレータを取材したときのことだ。仮にX社としておこう。「『プロマネなんてなりたくない』。こう言い出す若手が増えて困っている」。X社で人材育成を担当する部長の一言に,記者は少々面を食らった。プロジェクト・マネジャ(プロマネ)は,「ITエンジニアの花形」「すべてのSEが目指す人気職種」と,なんとなく思いこんでいたからだ。 ところが,X社の部長によると,「最近の若手SEの人気職種は,『コンサルタント』か『アーキテクト』。プロマネ志望は,少数派に転落した」とか。同社は,数年前に掲げたプロマネ育成目標の下方修正も考え始めた,という。 世間では,数年前から続くプロジュクトマネジメント・ブームは,いっこうに収まる気配をみせない。本屋には,「プロジェクトマネジメント」を扱った本が何十冊もならび,関連セミナー/スクールも花盛りだ。プロマネの国際資格「PMP」の取得数も年々増えている。
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