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2010年5月17日のブックマーク (3件)

  • 作家の読書道 第89回:平山夢明さん|作家の読書道|WEB本の雑誌

    作家自身は、どんな「屋のお客」なんだろう?そしてどんな「の読者」なんだろう? そんな疑問を、作家の方々に直撃インタビューです。 作家の読書道 第89回:平山夢明さん 夜眠れなくなるくらい怖い話、気持ち悪くなるほどグロテスクな話を書く作家、といったら真っ先に名前が挙がる平山夢明さん。ご自身も、幼少時代に相当な体験をされていることが判明。そんな平山さんが好んで読む作品はやはり、何か同じ匂いが感じられるものばかり。そのキテレツな体験の数々を、読書歴に沿ってお話してくださった平山さん、気さくな喋り口調もできるだけそのまま再現してあるので、合わせてお楽しみあれ。 ――幼い頃の読書の記憶はありますか。 平山 : 当に古い記憶というと絵になっちゃうなあ。強烈だったのは江戸川乱歩の『蜘蛛男』。小学校3年生の時に、熱を出して寝てたらお袋が買ってきて「これ読め」って言ったんだよね。挿絵がリアルでさ。石

    k-s1r
    k-s1r 2010/05/17
  • トーキョー手垢まみれ - 深町秋生の序二段日記

    山形のあるローカル誌で対談をした。 地元山形について喋っていたのだけれど、そのなかで「東京を舞台にして書くのが難しい」という話になった。東京という街自体がすでに手垢まみれで、えらく記号化してしまっている。あまりに語られすぎてもう新鮮味がまったくないというか。 たとえば「若者が暴れた」という、そういう場面があるとする。そこで「渋谷で若者が暴れた」と街の名前をつけるとあら不思議。なんとなくK DUB SHINE のようなコワモテなラッパー不良が暴れているというイメージが勝手にたちあがる。また「秋葉原で若者が暴れた」というと、暗いオタクがカッター振り回しながらメイド店員に襲いかかるようなイメージが湧いてくる。 この記号性を利用して書くこともできるけれど、基的にシヴヤとかアキハバラとか、ちょっとベタすぎて舞台設定として難しいだろうなという話。自分も「東京」と名のついた小説を書いたけれど、けっきょ

    トーキョー手垢まみれ - 深町秋生の序二段日記
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    k-s1r 2010/05/17
  • 集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva | ドロップアウト | 茂庭照幸

    強運を引き寄せてきたサッカー人生 暑さが和(やわ)らいできた初秋の折り、男は東京都足立区にある舎人(とねり)公園陸上競技場にいた。Jリーグの若手選手中心で行なわれるサテライトリーグの一戦が間もなく始まるところだった。スタンドは満席でも、入場者数は1750人。5万人を収容するトップチームの競技場とは比べるべくもない。芝生も凹凸が目立った。試合前のアップ、彼が蹴ったボールは明後日(あさって)の方角に飛んでしまう。軽く舌を打ちし、恨めしげに芝を踏みしめた。 スタンドに陣取った客のひとりは、その仕草が癪(しゃく)に障ったようだ。 「ピッチのせいにすんなー。下手くそなキックしやがって! だからサテなんだよ」 観客の辛辣(しんらつ)な反応は、その選手に対する期待の裏返しでもある。 男は24歳の若さでワールドカップのピッチに立っている。それはあらゆるサッカー選手が憧れる舞台だ。以来3年、脂がのった年を迎

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    k-s1r 2010/05/17