中国が南シナ海の南沙諸島に造成する4つの人工島でレーダー施設の建設を進めていると指摘されたことに対し、中国国防省は「自衛権の行使であり、完全に正当だ」とするコメントを発表し、施設の建設を事実上認めました。 これに対して中国国防省は23日夜、コメントを発表し、「われわれが島に必要な国土防衛施設を配置することは、国際法で与えられた自衛権の行使であり、完全に正当だ」として、施設の建設を事実上、認めました。 そのうえで「アメリカが南シナ海の島々の海域や空域に艦艇や軍用機を派遣して挑発したり、一部の同盟国を引き込んで合同軍事演習などを行ったりすることこそが、南シナ海の“軍事化”の根源だ」としてアメリカを強く非難しました。