【ロンドン=板東和正】英国のスナク政権は13日、外交や安全保障の政策を定めた「統合レビュー」の改訂版を発表した。中国を「体制上の挑戦」と表現し、台湾や南シナ海をめぐる中国の政策に警戒感を示した。ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対しては「英国の安全保障にとって最も重大な脅威」と強調した。 英紙テレグラフなどによると、英政権の外交・安全保障政策で中国の台湾への脅威について言及するのは初めて。英国はジョンソン政権時代の2021年に公表した統合レビューで中国を「体制上の競争相手」と位置づけていたが、台湾情勢については明確に表記されていなかった。一部の与党・保守党議員は中国をロシアと同等の「脅威」と表記することを求めていたが、見送られた。 英政府は12日、統合レビューの公表に先立ち「中国共産党による軍事、経済、外交活動への懸念がますます高まっている」と指摘。昨年2月のロシアのウクライナ侵攻にも触れ
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