ロシアのプーチン大統領は17日、ショイグ国防相からウクライナ東部ドネツク州アブデーフカを制圧したと報告を受け、「重要な勝利だ」と露軍を祝福した。ウクライナメディアによると、同国のゼレンスキー大統領はアブデーフカ放棄が兵士の生命を守るための適切な決定だったとした上で「全てを取り戻す。殺人者には何も与えない」と将来的な奪還を誓った。 数カ月間にわたったアブデーフカ攻防戦では最近、ウクライナ軍の弾薬不足などを背景に露軍が優勢を確立。ウクライナ軍のシルスキー総司令官は17日、アブデーフカを放棄すると発表した。ウクライナ側は、一部の兵士が露軍の捕虜になったものの、撤退は順調に行われたとしている。 ウクライナ軍参謀本部は17日、アブデーフカ西方の集落ラストチキノ方面に前進を図った露軍を撃退したと発表。同じくアブデーフカ西方の集落オルロフカにも露軍が空爆を行ったとした。アブデーフカを制圧した露軍が主目標