コーラは風邪薬として誕生した コーラといえば、のどを潤すさわやかな炭酸飲料水のイメージですが、実はもともとは風邪薬として販売された経緯があります。コーラを生み出した人物は薬剤師のジョン・ペンバートンで、最初は頭痛に効く薬として販売していました。コーラが誕生したのは1886年のこと。ある日、ペンバートン氏は香り高いカラメル色のシロップを調合していました。そのシロップを数軒先にあった薬局に持ち込み、炭酸水と混ぜて提供したことがコーラの始まりだったそうです。 試しに飲んでみると「他では飲んだことのない味」だとして評判となり、1杯5セントという値段で売り出すようになりました。そして、ペンバートン氏が作り出した飲み物は「コカの葉」と「コーラの実」から作られていたため、コカ・コーラと名づけられました。当時はコーラを飲むと元気になるとされていたため、嗜好品というよりは風邪薬として飲まれていたそうです。