ストレージアレイメーカーは、いつもまねばかりだ。各社ともデュアルコントローラーのモジュラー型アレイを持ち、それぞれにハイエンドのモノリシックアレイとローエンドのエントリーレベルアレイがある。どこか1社が大きな革新を打ち出すと、残る各社も追随する。 ただし、フラッシュメモリのソリッドステートドライブ(SSD)だけは例外だ。EMCはこの分野に革新をもたらしたが、他社は追随していない。 EMCは2008年1月、同社のアレイ製品「Symmetrix DMX-4」向けの「エンタープライズフラッシュドライブ」(EFD)ストレージを発表した。このSSDは、データに極めて高速でアクセスできる「階層0」ストレージを形成する。もちろん値段は高いが、確かに速い。Symmetrixファイバーチャネルドライブのショートストローキング(最も速くアクセスできたトラックにデータを書き込むだけで、ほかは無視する)で高速化を