岩と土しかない乾燥した悪地の地表を埋め尽くすように咲いている紫色と黄色の花。SF作品に出てくる地球外惑星のような光景をかもしだしているのは、米ユタ州の国立公園内の砂漠地帯である。 数年に1度、一定の条件がそろうと、紫色の顕花植物、スコーピオンウィード(Phacelia crenulata)と、黄色の花を咲かせるピンクッションサボテンが、地面の割れた隙間から小さき花を一斉に咲かせるという。まさに奇跡のカーペットなのである。 この一帯はバッドランドと呼ばれ、雨水の浸食で生じた小谷が無数に刻まれ、通行困難な地形で代表的で植生がほとんどない。なかなか人が入ることのできない場所でも、このような未知なる光景が広がっているのである。なんか感動するなー。 この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見る こ