ブックマーク / ururundo.hatenablog.com (1,017)

  • 今日は久しぶりの青天 - ururundoの雑記帳

    見慣れた風景でも 写真に撮ると 「はて?」となる。 橋の向こうの道を車で走っている時に 前を黒い犬が走った と 思えば、それが小熊だった。 それ以降 橋の向こうは歩いて通らない道になった。 杉の人工林に挟まれているが 所々に自生している落葉樹の 秋になると風に吹かれた 黄色い葉っぱが舞い散る そんな 美しい道でもある。 今日は久しぶりの青天。 風もなく 明るく 暖かい日だ。 山にボリュウム感が出て 先日の台風のような強風にもめげず 山桜はまだ咲いている。 「がんばるんだなぁ」と見上げる。 沢山の 様々な鳥の鳴き声が聴こえる。 私はトンビ以外の鳥の声は聴き分けられない。 でも 喜びに満ち溢れているのは分かる。 この特徴のない橋の欄干の 真ん中あたりで いつも 下を流れる川を覗き その川に映る私の影を見てから 元来た道を引き返す。

    今日は久しぶりの青天 - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/28
  • 「キネマ旬報」「天路の旅人」沢木耕太郎著 - ururundoの雑記帳

    図書館から予約していたを2冊受け取る。 定期購読予約の「キネマ旬報」 友達が絶賛していた 沢木耕太郎のノンフィクション「天路の旅人」。 キネマ旬報は松零士特集とアカデミー賞のリポート 「天路の旅人」は 『第二次世界大戦末期 一人の日の若者が 敵国である中国の その大陸の奥深く潜入した。 彼はラマ教の巡礼僧に扮した「密偵」だった。 しかし彼は日が敗れた後もなおラマ僧になりすまし 実に足掛け8年に及ぶ旅を続けることになった・・・。』という話。 かつて 河口慧海「チベット旅行記」を 随分楽しく読んだ事がある。 「天路の旅人」も期待していいだろう。 「キネマ旬報」は 毎回かなり隅々まで読んでしまう。 映画館までなかなか行かないが 特集記事を楽しんで読んでいる。 図書館で借りたは返却期間がある。 そのおかげというのも変だが 「返さないと!」という強迫観念に駆られながら 必ず読んでしまうのが

    「キネマ旬報」「天路の旅人」沢木耕太郎著 - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/27
  • 風の強い日 - ururundoの雑記帳

    4月20日は 穏やかで暖かい日 昼から深夜まで ずっと強い南風が吹いた。 怖いような風だ。 表にも出ず ずっと小屋の中で暮らした。 大きな音を立て 小屋に叩きつける風。 六日前の 穏やかで暖かい日を ずっと遠くに感じる。 なぜか落ち着かなく ソワソワとして 停電で水が止まるかもしれないと バスタブに半分程 水を溜めた。 明日は 昼から雨は止み 風は北風に変わるとニュースで言っていた。 青空が見えたらそれでいい。 自然を前に 私の小さな願い事だ。

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    k10no3 2023/04/26
  • たけのこ 蕨 - ururundoの雑記帳

    カップ2杯の米に 薄く切ったたけのこを加えて炊く。 味付けは麺つゆだけ。 四角に切った昆布を使ったり 酒を加えたのは少し前まで。 炊き上がりを しゃもじで返すと 美味しそうなお焦げ色。 淡い茶色のご飯に合う木の器は ご飯茶碗より小さいが お代わりをすればいい事だ。 小屋のそばに自生した山椒の葉 木の芽を摘んで 湯気のたつ たけのこご飯の載せた。 醤油を出汁で薄め そこに昨日摘んで湯がいた蕨を半時間ほど。 小さな鉢に盛り 胡麻を指でつぶしながら振りかけた。 山菜は少しべて美味しい。 たけのこは 京都西賀茂の小さくて柔らかい貰いもの 蕨は小屋の近くで積んだものだ。 ururundo.hatenablog.com

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    k10no3 2023/04/25
  • 小屋の周りに咲く花 「天路の旅人」 - ururundoの雑記帳

    二坪小屋 日差しは明るいが 強い北風が吹き 羊雲が西から東へと流れていく様は 秋の終わりのようだ。 それでも 小屋の周りは 忘れな草 スノーフレーク ムスカリ ビオラ クリスマスローズ 水仙 ハナニラ プリムラ・ポリアンサ まだまだ咲いている。 まめに植物の世話をしないので 多年草ばかりの花が咲く。 紅色の木蓮が満開になった時 強い北風に吹かれて 花びらの多くが 焼けたような赤茶色になったのは 初めての事だ。 夏と初冬の気温が交互にやってくる そのせいだろう。 友達が勧めたくれた 沢木耕太郎の「天路の旅人」 図書館に予約したら 準備が出来たとお知らせが来た。 京都では100人待ちのが 私は一人待ちで手に入り 私の後には 一人の人が待っている。

    小屋の周りに咲く花 「天路の旅人」 - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/24
  • 芽吹きの季節 - ururundoの雑記帳

    広葉樹の美しい芽吹きの季節。 その輝きを文字で表すには 豊かな語彙力が必要だ。 悲しいかな 私のポケットには 指先で摘める程の言葉しか入っていない。 私の住む村に 室町時代に作られた庭園跡がある。 その跡を掘り起こし 整備し公園にした所は 豊かに広葉樹が立ち並ぶ。 庭園跡のそばを 車で通りかかった。 明るい日差しに木々の葉が輝き 冷たい北風に枝が揺れていた。 歩きやすく整備された庭園をぐるりと回ろう。 小川のような細い川。 伏流水が湧き出て 緩やかに蛇行し池に流れる。 ガサガサと音がする方を見れば 長いマムシが慌てて草の奥に消えた。 「ヒェー こんなのがいるのか」 と 私は足早にその場を立ち去った。 美しい林 人の手のかかっていない小川 秋の紅葉の頃に 又来たい。

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    k10no3 2023/04/23
  • 黒すぐり(ブラックカラント) - ururundoの雑記帳

    黒すぐりの花 随分前に植えた黒すぐりの苗は 中々大きくならず 大きくなっても 花は咲かず 実が出来ても 固くて酸っぱい。 そんな美味しくない実でも 鳥が啄む。 幸せな人生を送れない黒すぐり。 そんな木の枝を 剪定という名の元に バサリバサリと 切ったりもしたのは私だ。 今年の黒すぐりは 葉も清々しく 花びらの先は淡いピンク。 又 鳥が啄むかもしれないが 鳥除けネットは被せない。 無粋な感じがして嫌なのだ。

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    k10no3 2023/04/21
  • 日陰の植物 燕 - ururundoの雑記帳

    日陰の場に根を張る植物にも 生き生きとした芽生えがある。 伏流水の滲み出た 苔に覆われた崖の上 小さな葉っぱ達が 私を一斉に見つめている。 コアジサイ タチツボスミレの葉は識別出来る。 その他の植物は 大きくなり花が咲けば 「おお あんただったんだね」と名前が浮かぶだろう。 春は今が盛りだが 朝 外に出ると 霜が土や植物を 一面に霜が覆っている日もある。 まだ朝と晩は ストーブに薪をくべ 小屋の中は 暖かい。 先日 燕が旋回しているのを見た。 越冬した燕か それともはるばるやって来たのか。 何はともあれ「ようこそ!」だ。

    日陰の植物 燕 - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/20
  • スノーフレーク(鈴蘭水仙) - ururundoの雑記帳

    スノーフレーク(鈴蘭水仙) うちから300m程行った川縁の 松の木の下に咲いていた。 指先で その花の周りを掘り 少し難儀して引き抜いた。 日の花と違う雰囲気の花は 白い釣鐘状の花に 葉っぱと同じ緑の点々が 地味だがオシャレな感じがした。 数年前に それを一つだけ植えた。 小屋の前の土に合うかどうか。 私の心配をよそに 今は8の茎がすっと立っている。 名前はスノーフレーク(Snowflake) ヨーロッパ原産の花が うちのそばに咲いている。 日の名前は 鈴蘭水仙。 どちらも 綺麗な名前だ。

    スノーフレーク(鈴蘭水仙) - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/17
  • ショウジョウバカマ(猩猩袴) - ururundoの雑記帳

    ショウジョウバカマ(猩猩袴) ショウジョウバカマを初めて見たのは10年以上前。 日当たりのいい 山の崖に群れていた。 先日見たこの花は 川沿いの道の暗い崖に 少しの陽の光を探すように 2株だけ咲き 淡いピンクの花は いつも通りかわいい。 蘭の一種かと思ったら 百合の仲間。 名前の猩々は中国伝説の猿 猩々になぞらえ 葉っぱが袴に似ているからと Googleが教えてくれた。 「猿? ちょっと違うな」と私は思った。 去年 沢山咲いていたエビネの花は 今年 同じ場所で 一つ残らず消えていたりする。 野生の花 植物は不思議だ。

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    k10no3 2023/04/16
  • ヤブツバキ(薮椿) - ururundoの雑記帳

    ヤブツバキ(薮椿) 毎回 花の写真ばかりで 他の話題もと思う。 が、やっと暖かくなった春を謳歌しているかのように 花は咲き 木の葉は芽吹いている。 その美しさと喜びを あれもこれもと写真に撮り 「もう一枚いいかな?」と更新している。 今 村のあちらこちらに ヤブツバキが咲き始めた。 濃緑で厚みのある艶々と光る葉 品のいい赤い花びら 黄色の花粉を載せた 白い蕊(シベ)。 それは 花の完成形を見るようだ。 椿の花は 地に落ちても美しい。 落花を見ると ポトリという幻聴を覚える。 こんなに沢山花が咲いているのに 鳥が来て蜜を吸っているのを 私は まだ見たことがない。

    ヤブツバキ(薮椿) - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/15
  • 忘れな草 - ururundoの雑記帳

    忘れな草 オチヨさんの家の 藏の周りに群れていた ミヤコワスレと忘れな草を 引っこ抜いてきたのは 数年前。 日当たりの悪い所で ミヤコワスレはどんどんと増えて 忘れな草は 日当たりのいい場所に移した。 去年のこぼれ種が飛んだのか しっかりとした茎に濃い緑の葉っぱ 淡い水色の花が あちらこちらに咲いている。 この花は 陽の光が必要だったのだ。 成長を急いではいけない。 その土地が合えば 勝手に大きくなるのだから。

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    k10no3 2023/04/14
  • 黄砂と八朔のケーキ - ururundoの雑記帳

    八朔のヨーグルトケーキ 雨が降ると思っていたら  黄砂の曇り空の1日だった。 山も 空もベージュ色の向こうに見えた。 そして 強い北風に ポツリポツリと咲き始めた花が 小屋のそばでフルフルと 小刻みに震えていた。 変わり映えのしないヨーグルトケーキに 八朔の実を載せて焼いた。 ヨーグルトの酸味と甘いめの八朔で 美味しくできた。 ステンレスのボールで 材料をクルクル混ぜ 耐熱皿に流し込み焼けばすぐ出来る。 これからも 度々ここに登場するだろう。

    黄砂と八朔のケーキ - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/13
  • イカリ草(錨草) DVD「荒野に希望の灯をともす」 - ururundoの雑記帳

    イカリソウ(錨草) 風は冷たいが 春の花があちらこちらで ひっそりと あるいは誇らしげに咲いている。 そして 今日の驚き。 なんと小屋の近くでイカリソウが咲いていた。 名前の由来は 和船の錨みたいだから。 この花も漢方薬草だが 色々な効用の一つが精力剤だ。 錨の形をした ピンクの花。 かつての人は イカリソウの花を採って帰り 吊るして乾かし 刻み ことこと煮出して飲んだのか。 今日 若い友達が是非と届けてくれた DVD「荒野に希望の灯をともす 医師 中村哲 現地活動35年の軌跡」を観た。 『アフガニスタン パキスタンで35年間 無医村で病気の人達に 医療支援 旱魃で砂漠化した畑に 用水路の建設を行った。 砂漠化した畑が緑滴る風景に変わり 感動という言葉だけでは すまない程見事なものだ。2019年 用水路建設現場への途中で 車に同乗していたスタッフと共に凶弾に倒れた。』 私がここに説明しなく

    イカリ草(錨草) DVD「荒野に希望の灯をともす」 - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/12
  • やっと 桜が咲いた - ururundoの雑記帳

    4月10日 私の住んでいる山の村にも 桜が咲いた。 数日前の強い北風にも 花びらを散らす事なく 今が真っ盛りだ。 ピンクでもない 白でもない花びらの色 日人が愛し 開花を待ちわびる儚い花。 廃校になった 小学校のなだらかな坂道に その桜の木が一ある。 その坂道の上のお寺に まるでシンボルツリーの様に立っている 大きな銀杏の木。 そんな木々の移り変わりに 日々 心を動かしながら過ごしている。

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    k10no3 2023/04/11
  • いい事ずくめのたんぽぽ - ururundoの雑記帳

    は フリースを着て ライトダウンのジャケットを羽織り 冬の間着続けて 洗濯をした防寒ズボンを 又 はいている。 その上 ネックウォーマーまで。 「夏までこのままでいてやるぞ」という気分。 たんぽぽは今が盛りだ。 道の脇 原っぱに 水玉模様のように群れて咲いている。 明るい黄色は いかにも春の花だ。 この野草も例に漏れず漢方薬の仲間。 根を使ったたんぽぽコーヒーは一度飲んでみたい。 葉っぱはナムルやおひたしやパスタと共に。 こんなにいい事ずくめのたんぽぽを 私は眺めるだけの日々。 寒いけど 日差しは春。 私は群れて咲いているたんぽぽを上から眺め スマホで数枚写真を撮った。

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    k10no3 2023/04/10
  • 強い北風と霙まじりの雨の日 - ururundoの雑記帳

    今日は 寒い寒いと言ったり 感じたりの1日だった。 道路脇のデジタル温度計は夕方で3度。 その上に 強い北風と霙まじりの雨で 真冬の服から 2枚も薄着になった私は その冷たさが 身に染みた。 しかし 山のあちこちに 咲き始めた山桜は 控えめな姿で美しく 今日の厳しい天気を残念に思った。 最後の一袋のアールグレイ紅茶を 熱湯で淹れて 大きなカップで飲み 上に 胡桃の刻んだのをたっぷりと載せた ヨーグルトケーキをべた。 北風に吹かれる木々を 雨に打たれる窓から見ながら アールグレイの香る小屋の中で 訪ねてきた友人と話をした。 喫茶店でもないのに よく人がやってくる小屋だと思う。

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    k10no3 2023/04/09
  • 木々の芽吹き - ururundoの雑記帳

    はて この芽吹きの木はなんだろう? ふと 足を止めて見入ってしまう。 柔らかい葉と 鮮やかな緑。 ハサミで何かの枝を切って持ち帰り 白の花器に ばさっと生けたら 美しいだろうなと 思ってはみるが 雪の中で過ごした まだ細い枝を思うと このままが一番美しいのだと 思いとどまる。 小屋のそばのクロモジの枝にも 淡い黄色の葉と花の蕾が美しい。 雨の1日だった。 周りの木々の緑が もっと深くなる。

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    k10no3 2023/04/08
  • 野の花と化した 薄紫の花 - ururundoの雑記帳

    京都から ここに引っ越してしばらく経った頃 沢山の球根をもらった。 チューリップは いつの間にか咲かなくなり ムスカリと 名前も知らない薄紫の花は こんな所まで!と 未だに咲き続けて 私を毎年驚かす。 沢山群れて咲いていた最初の頃より 今のように ポツリポツリと咲いているのを見ると それは野生と化し 野の花のようだ。 茎は細く 雨に濡れたり 風に吹かれたり。 でも 野の花と化した薄紫の花は 私の目には「強くなったな」と 逞しく映るのだ。

    野の花と化した 薄紫の花 - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/07
  • 今年も咲いたクリスマスローズ - ururundoの雑記帳

    こぼれ種から芽を出した クリスマスローズの 小さな苗を貰ったのが10年ほど前。 鉢に植っていた時は 大きな花を咲かせた。 窮屈そうに見えた鉢植えを 木蓮の木の下に移し替えたのが5年ほど前か。 それ以来 花も背丈もこぢんまりとした姿になった。 木蓮から落ちた枯葉 風に吹かれて飛んできた枯葉 色々な枯葉が朽ちた土の中。 その土に根を張った白い花。 今朝 その姿を眺め 「これは 自然の 元の姿に帰ったのでは?」 と 思った。 先祖返りなどの 大袈裟なものではない。 人間が与える肥料に頼らない 野や 林の中で生きていた頃の伸びやかさ 木々の季節の移ろいと共に 生きていた頃の記憶。 鉢の中から解き放たれ 土の中で 伸び伸びと根を張るのが 見えるようだ。

    今年も咲いたクリスマスローズ - ururundoの雑記帳
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    k10no3 2023/04/01