いつ以来か思い出せないくらい久しぶりにテアトル新宿に行った 夏休み前だからか、上映中の作品に心躍るものが見当たらず、それほど期待せずに鑑賞 俳優として活躍する卓(たかし 森山未來)の元に、一本の電話が入る それは幼い頃に自身と母を捨てた父親の陽二(藤竜也)を捕まえたという、警察からの知らせだった 妻の夕希(真木よう子)と共に父親を訪ねると、そこには毅然とした態度で支離滅裂なことを喋る、認知症の父親がいた 陽二はずっと内縁関係にある直美(原日出子)と暮らしていたが、彼女の姿は見当たらない 陽二に行方を尋ねても埒が明かず、卓と夕希は、父の自宅に残されたメモや、かかわりのあった人たちの話から、父と直美に何があったのか探ろうとする ↓ の予告編にもある「事件か、事故か」というシーンや、時間軸をシャッフルしながらの進行、そして真実に辿り着くのを阻害するような展開など、観る側は最後まで「心地よく」振り
![1086. 大いなる不在 - 無人島シネマ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8190d4e0985bf9e72b257be2a9ee074936375446/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fd%2Fdesertislandmovie%2F20240720%2F20240720080729.jpg)