ニューメキシコにあるエルフェゴ・バカ像 エルフェゴ・バカ(Elfego Baca, 1865年2月10日[1][注釈 1] – 1945年8月27日)は、アメリカのワイルド・ウェスト末期の伝説的な法執行者、法律家、および政治家。 エルフェゴ・バカは1865年2月、南北戦争の終戦の少し前にニューメキシコ州ソコロで生まれた。バカの母は自分が妊娠していることに気付いておらず、その日、球技に興じていたところ、飛球を捕ろうとした拍子にバカが生まれ出てきたという[4]。 翌年、バカの父は家族を連れ、カンザス州トピカに引っ越した。この引っ越しは子供たちによりよい教育を受けさせることが目的だったとされるが、戦争の影響による経済状況の変化によるものとの見方もある[5]。当時トピカはアッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道が本拠を置き、サンタフェへの鉄道建設を始めつつあった時期で、町は活況を呈していた。18