「形式手法」を、システムの開発に活用するベンダーやユーザー企業が増えている。仕様の記述で漏れをなくす、従来型のテストでは発見しにくいバグを見つける、などが狙いだ。経済産業省が6月に公開した信頼性ガイドラインにも、推奨手法として掲載された。古くからある形式手法が注目され始めたのは、普及を阻んでいた“扱いにくさ”をカバーするツールが登場し、活用のノウハウが蓄積されたからである。 本記事は日経コンピュータ7月24日号からの抜粋です。そのため図や表が一部割愛されていることをあらかじめご了承ください。本「特集2」の全文をお読みいただける【無料】サンプル版を差し上げます。お申込みはこちらでお受けしています。なお本号のご購入はバックナンバーをご利用ください。 「キャッシュ・メモリーの制御に関する処理で、いくらテストしても原因が特定できなかったバグを形式手法で取り除くことができた」。富士通研究所 ITコア