日本で一番古いサッカーチームをご存知だろうか?答えは「東京蹴球団」。大正6年に創設され現在でも活動中のチームだ。100年を越えてチームを存続するアマチュアチームは稀有と言ってもいいだろう。今回はそんな「東京蹴球団」の成り立ちと歴史。そして「これから」について焦点をあてる。 東京蹴球団というサッカーチームをご存知だろうか。現在(2016)、東京都社会人サッカーリーグ1部に所属するアマチュアチームである。 同チームの創立は1917年。和暦でいうと大正6年、ロシア革命が起こった年だ。この年、日本で行われた第3回極東選手権大会のサッカーに、日本代表チーム(東京高等師範、現・筑波大学)が参加した。日本サッカー初の国際試合であった。結果は中国(0-5)とフィリピン(2-15)に大敗した。 この大敗は、海外のサッカー事情を知らない当時の在京サッカーマンには大きなショックで「なんとかしなければならない」と