7月16日、中越沖地震によって東京電力柏崎刈羽原発で動いていた原子炉がすべて止まった。設計時の想定を大幅に上回る激しい揺れに襲われ、広範囲な被害やトラブルが続発。「安全神話」が大きく揺らいだ。世界最大の原発集積地で起きた非常事態は何を意味するのか。深く検証し、断層が走る地震国・日本の「原発」を考えたい。まず、原発構内にいた東電社員をはじめとする関係者の証言を基に、「7・16」激震の日を再現する。 第1回 緊迫 (2007年08月16日掲載) 第2回 力不足 (2007年08月17日掲載) 第3回 想定外 (2007年08月18日掲載) 第4回 責任の応酬 (2007年08月19日掲載) 第5回 長期化必至 (2007年08月20日掲載)