◇三江線廃止表明 美郷町長ら理解 JR西日本が三江線の全線廃止を表明した1日、広島、島根両県の沿線6市町でつくる三江線改良利用促進期成同盟会会長の景山良材・美郷町長は「決定権のあるJRの判断を受け止めざるを得ない」と沈痛な表情で話した。JR西は1年後の廃止を想定しており、バスへの転換に向けた地元との協議を加速させる。同盟会は住民説明会などを経て、23日の臨時総会でバスへの転換について最終判断をする。(岡信雄、井上絵莉子) 同盟会の臨時総会は美郷町で午前9時半に始まり、6市町の首長や議会議長、JR西関係者ら約40人が出席。会議は約2時間、非公開で行われた。 JR西米子支社の松岡俊宏支社長は、終了後の記者会見で、同盟会側に伝えた内容を説明した。 それによると、▽JR西として三江線の鉄道事業はどのような形態であっても行わない▽廃止の届け出は9月末までに行う▽新たな交通プラン策定に協力し、初期投資