2019年に立ち上げたフィットネスブランド「VALX」が、4年目の23年に年商74億円を達成するビッグヒットを飛ばし、今も好調を維持している。ロケットスタートを切れたのは、インフルエンサーなどの個人が商品を企画制作して販売する「P2C」というモデルがはまったためだ。しかしそれだけでは一過性のブームに終わる。そこからファンに愛され続ける理由を追った。 レバレッジ(東京・渋谷)が2019年に立ち上げたフィットネスブランド「VALX(バルクス)」。トレーナー界の“レジェンド”と呼ばれる山本義徳氏が監修するサプリメントやトレーニンググッズを、デジタル技術を駆使して顧客に直接販売する「D2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)」ビジネスとして展開し、フィットネスジム6店舗も運営する。 その売り上げは驚異的。主力のプロテインがけん引し、スタートから10カ月で月商1億円を突破。21年には売り上げが前年比