シーズン最終戦。9回裏に代打でバッターボックスに立った長野が逆転サヨナラ満塁ホームランを放った……茫然とする横浜ベンチ 長野の描いた大きな放物線が、ライトスタンドのオレンジの中へと吸い込まれた瞬間、「横浜ベイスターズ」の今シーズンの戦いは何の余韻も残さずに幕を閉じた。 最終成績47勝86敗11分。ただの最下位じゃない、またしてもどん底の最下位に終わった。巨人を相手にして、今シーズンの締め括りとしてこれ以上ない代打逆転サヨナラ満塁ホームランでの終劇に、それまで声を張り上げ最後の応援をしていたレフトビジターの小さな一角は、悲嘆の声すらも失いただ静まり返るだけだった。 10月22日の最終戦、最終回までは終盤戦に顕著に見られた新戦力の活躍による未来に希望が持てる戦いをしていたのだ。先発した育成上がりの国吉佑樹は7回途中まで無失点に抑え、後を受けた大原慎司は新人最多記録となる71試合登板。筒香、荒波
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