機動戦士ガンダム逆襲のシャアにおける、ミライさんについての考察をしたい。 まずミライ・ノア(旧:ミライ・ヤシマ)は、逆襲のシャアの中において、 主役のアムロ、シャアは別として、脇役のクエスやナナイと比べても 登場数やセリフ数がキャラに比べて少ない。 しかしミライは作品内において、極めて重要な役割を握ったキャラクターといえる。 その理由を解き明かしていきたい。 ・母親を求めたシャアと母親になったミライ シャアは最後の最後でアムロに 「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ。 そのララァを殺したお前に言えたことか」 という告白をする。今まで道化を演じ本音を隠してきた シャアの本当の意味での最初で最後の本音だといえるだろう。 ではこのシャアが言った「母親」について考えるとき、 誰が宇宙世紀ガンダムで母親なのか/なったのかと考えた場合 母親に該当する女性がミライだけだからである。