昨年は多くのレスポンシブWebデザインのサイトがリリースされましたが、現状でもさまざまな試行錯誤が続けられている状態で、賛否両論もあるのも事実です。そうした議論を見ていると、検討が十分でないものも見受けられます。 そこで、レスポンシブWebデザインのメリット/デメリットについて、可能な限り中立的に整理したいと思います。 レスポンシブWebデザインでしか実現できないメリット メリット1 ユーザーエージェントを判別せずに見た目を調整できる ユーザーエージェントを利用しないことは、レスポンシブWebデザインのメリットとして、よく挙げられます。さまざまな画面サイズのスマートフォンやタブレットが登場し、ユーザーエージェントの判別ではあらゆるデバイスの画面サイズへの対応は困難になっています。 画面サイズのみでレイアウトを切り替えるレスポンシブWebデザインは、そのような問題を解決する手法と言えます。