12月13日、米中貿易問題で「フェーズワン・ディール」成立が発表された。 興味深いことに、発表直後は米中双方から「我が方の負けだ」という不満、失望の声が挙がった。 米国では産業政策や国有企業問題に切り込めなかったことを不満に思い、中国では9月から課せられた第4弾の関税引き上げ措置の半分以上が撤回されずに残ったことを不満に思ったからだろう。 双方から「我が方の負けだ」という声が挙がるのは「良い引き分け」である証拠かもしれない。視点を変えれば、この貿易戦争を全面エスカレートさせることは、米中どちらにとっても「害あって益なし」が明白だった。 おかげで予測不能なトランプの絡む国際問題としては例外的なほど、落ちつくべきところに落ちついた。 フェーズワン・ディールまでを振り返る 米国について見てみよう。トランプは選挙民の反応と株式指標だけを見て貿易戦争をやっている……それがことのほかあからさまだったの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く