中国の習近平国家主席が12月31日のテレビ演説で述べた発言が波紋を広げている。 前編『ついに経済失政を認めた…! 習近平の「異例演説」に世界が驚愕…中国が追い込まれた「デフレの正体」』でも紹介したが、習氏は2013年以来、恒例となっている新年に向けた所感の中で、経済的苦境を認めた。 【写真】大胆な水着姿に全米騒然…トランプ前大統領の「娘の美貌」がヤバすぎる! 「一部の企業は苦境に立たされ、また就職が厳しく日々の暮らしに困る人もいた」 この異例の発言が示すように、中国は待ったなしの経済対策が求められている。 「中国EV」に現れた苦境 企業の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)は、3ヵ月連続で好不況の分かれ目である50を下回り、その水準は過去6ヵ月で最低だった。 こうした苦境を招いているのは不動産市況で、年末年始3日間の主要40都市の住宅販売(1日平均、床面積ベース)は前年に比べても26