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明朝体に関するk_ikiのブックマーク (3)

  • 明朝体様式のまとめ(4) (明朝体・考)

    « 明朝体様式のまとめ(3) | Main | 漢和辞典の文字字形は正しいか » 2007年08月16日 …【明朝体の様式】 明朝体様式のまとめ(4) ある書体が明朝体と言えるかどうかという判断は難しい。何を以って明朝体と呼べるのか,あるいは呼べないのかという判断は分類の問題に帰結するのだが,この「分類する」ということが一筋縄にはいかないのである。「明朝体様式」の最終回にあたり,いったん書体を離れ,分類問題を述べてまとめとしたい。 哺乳類の分類で,かつてはウマは奇蹄目,ウシは偶蹄目と教えられた。蹄をみればどちらに属するのかがわかる。その特徴を覚えれば,たとえばイノシシはウシの仲間であるがサイはウマの仲間であることもはっきりする。 しかし1988年に哺乳類の分類が変わってしまい,ウマはウマ目,ウシはウシ目になった。そうなると,何を以ってウマとウシを分けるのかがわからなくなってしまう。こう

  • 明朝体様式のまとめ(2) (明朝体・考)

    ウロコの存在が明朝体を特徴付けていることを述べた。しかし,これには注釈が必要である。 「日」や「目」の横画をみると最上部横画から縦画に移る,いわゆる転折部には角ウロコと称するウロコがあるが,それ以外にはない。このように横画収筆部が縦画に接するケースでは,一般にウロコは付けない。付けるのは横画収筆部が他の線画に接することなく独立している場合である。 しかし明朝体様式として「収筆部が他の線画に接することなく独立している」横画にウロコを付けることは必須なのであろうか。 実は常用漢字表の見出し文字の中で,独立横画にウロコが付いていない文字がある。雨カンムリの文字である(下図--ただしこの書体は常用漢字表に用いられた旧大蔵省印刷局書体ではなく,平成明朝体を加工したものであることをお断りする)。 これは純粋にデザイン上の選択である。どんなに横画が短くとも,たとえばゴンベンなどではしっかりウロコ

    k_iki
    k_iki 2007/08/10
    ウロコの有無に例外的なデザイン差が発生するのは画線の密度による判断か
  • 明朝体様式のまとめ(1) (明朝体・考)

    明朝体様式に関する諸問題について,実際の字形デザイン現場からの視点で縷々述べてきた。しかし,とくに明朝体漢字においては字形論としても奥が深く,とてもゴールに行き着くまでには至らない。したがって,やや中途半端の謗りを免れないことを承知の上で,そろそろこのテーマも「まとめ」に入ることにさせていただく。書き足りない事項については,別途補足していく予定である。 明朝体の定義については,一般向けとしては「縦の画は太く、横の画の細いもの」(『広辞苑』),「縦線が太く、横線が細い」(『日語大辞典』)といった説明がなされる。ウェブを散見すると「縦線が横線より太く、払いやはねが顕著に表現されているフォントの総称」という定義も見受けられるが,これは広く捉えすぎの感なくもない。Wikipediaでは「縦線と横線はそれぞれ垂直・平行で、一般に縦線が太く横線が細い。しかし、「亡」や「戈」などの折れ曲がりでは、横

    k_iki
    k_iki 2007/08/06
    フォント好き必読。読み応えあり。
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