通常ならばヤモリの大好物は虫。虫を見たらぱっくり食ってごちそうさまっていうのが爬虫類ディナーの定番なのだけれども、マダガスカルに住むこのイモリとこの虫に限っては、ギブアンドテイクの甘い関係が成立しているそうなんだ。 ビワハゴロモはの主食は植物樹液なんだけれど、それを食べると副産物として、お尻から甘い蜜がでるそうで、マダガスカルイモリはその蜜が大好物。ビワハゴロモを見つけると、「ねえ頂戴、その蜜頂戴」とおねだりなんかしちゃったりして、もしかしたら「蜜をくれなきゃお前を食うぞ」と脅してるのかもしれないんだけれども、とりあえずその蜜は分泌物なわけだし、なんなら人間の尿とかに匹敵するわけだし、この蜜で命が助かるのならばとビワハゴロモの方も逃げ隠れせず、その蜜をヤモリに与えちゃっているわけなんだ。