●メニイコアに向けてのIntelの試行錯誤 コンピュータ向けのパフォーマンスCPUは、数十コア、数百コアのメニイコア(Many-core)時代に向かおうとしている。そして、メニイコア時代のCPUは、1個のCPUの中に、アーキテクチャが全く異なる複数のプロセッサコアが混在する「ヘテロジニアス(Heterogeneous:異種混合)型」マルチコアになる。これが、ここ数年で、急速にCPU業界の共通認識となった(ように見える)未来展望だ。現在主流の汎用(General Purpose)CPUコアをホモジニアス(Homogeneous:同質)で数個程度搭載するマルチコアとは、全く異なるCPUへと進化しようとしている。 しかし、まだ見えないのは、メニイコア時代のCPUに、具体的にどんなアーキテクチャが採用されるのかという点だ。これについては、まだ決定的な解が見いだされておらず、各社とも試行錯誤の最中。