『知的生産の技術』の中で「発見の手帳」というものが紹介されています。ダ・ヴィンチがいつも手帳を持ち歩き、なんでもかんでもそれにメモしていたというエピソードにならって、自分たちも同じように手帳を持ち歩き、そこに日々の「着想」を書き留めておいたというのが発端のようです。 この「発見の手帳」に書き留められるのは、 まいにちの経験のなかで、なにかの意味で、これはおもしろいとおもった現象を記述するのである。あるいは、自分の着想を記録するのである。 といったもの。 この着想の記録が、知的生産の素材となっていくわけです。 今回は、この「発見の手帳」を使う上での注意点を『知的生産の技術』から引いてみたいと思います。これらは「メモする技術」や「ノートの技術」としても捉えることができるはずです。 注意点は大きく分けて3つ。 手帳の形式 書き方についての原則 牽引を作る それぞれみていきましょう。 手帳の形式