【モスクワ=佐藤貴生】ロシア国防省がインターネットの公式サイトに、「第二次大戦開戦の引き金を引いたのはポーランドだ」という趣旨の論文を掲載し、国内外からの相次ぐ批判を受けて5日までにサイト上から削除する騒ぎがあった。 問題の論文は、国防省戦史研究所のセルゲイ・コワリョフ研究員の「第二次大戦開戦前後のソ連の評価に関する虚構と捏造(ねつぞう)」。 第二次大戦の始まりとなる1939年9月のポーランド侵攻前、ナチス・ドイツはダンチヒ(グダニスクのドイツ語名)の返還などを求めた。要求は侵攻に向けた口実だったというのが一般的な解釈だが、同研究員はポーランド側がこれを拒否したためにナチスの侵攻を招いたと主張、「要求は荒唐無稽(むけい)とはいいがたい。ドイツの要求を拒否して大戦の口火を切ったことは、歴史を学んだ者ならみな知っている」と当時のポーランドの判断を批判した。ソ連はナチス侵攻直後、東方からポー
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