自分がこうしていたいというコミュニケーションのスローガンについて。 10代のころは、自分の感覚にそぐわない言葉を使う人が大嫌いだった。うるさく大声で思慮のない人々に辟易していた。自分の中にあるものを、そのままに扱いたいと思っていたから、言葉で自分の心情を吐露するなんてしなかったし、友人にもそれを求めなかった。音楽やらただ寒い帰り道、鮮やかな風景なんかにけっこう助けられていたと思う。 くちなしの丘のこの歌詞はそんな10代の自分が聞いたら凄く感銘を受けるんだろうと、YouTubeを流しながらふと考えた。 【歌詞】原田知世/くちなしの丘 言葉にしたら すぐに壊れて きっともう戻らないから 花の向こうに きみが見えたら 何を話そう 10代の自分から見れば、繊細でスマートな大人にはなれなかった。バタバタと日々におわれたり、打算的で、欲深いし、つまらないことで未だに傷ついたりする。 人との関係を築くこ