11年7か月に及ぶ連載が幕を閉じ、ついに最終巻が発売となった『進撃の巨人』。今回は、編集担当である川窪慎太郎氏に、担当の視点から見た著者・諫山創との11年7か月の軌跡について語ってもらった。 諫山創の新人時代 ――まず最初に諫山先生との出会いを教えてください。 川窪:最初に出会ったのは、持ち込みですね。諫山さんが編集部に『進撃の巨人』の読み切りを持ち込んできて、それを見たのが僕でした。僕がまだ入社して1年目の夏のころですね。そこで担当になって、最初は新人賞を目指して打ち合わせを始めました。 ――当時はどれくらいの頻度で打ち合わせをしていたのでしょうか? 川窪:たしか、月に1~2回くらいだったと思います。諫山さんは遠方に住んでいたので、基本は電話の打ち合わせで、直接会うこともほとんどなくて。毎日のように電話して様子を聞いてみたり、みたいなこともなかったですね。 ただ、ある時突然諫山さんが東京
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