前回はOpenGL環境のセットアップまで行った。これでようやく絵を描く準備が整ったことになる。今回は、いよいよ実際に画面に絵を表示させてみよう。まずはゲームの背景画像を描いてみる。 テクスチャの作成 OpenGLを使って絵を描く場合は、画像ファイルを読み込んで、これをテクスチャとして利用することになる。画像ファイルを読み込むところまではCocoaやCore GraphicsのAPIを使い、テクスチャを作成するところはOpenGLの関数を使うことになるだろう。 早速だが、そのような動作を行うソースコードを紹介しよう。loadTextureName:texture:と名付けたメソッドだ。このメソッドは、引き数を2つとる。第1引き数は、読み込む画像ファイルの名前だ。これは、プロジェクトに直で追加されていることを想定している。第2引き数は、作成されたテクスチャの名前となる。GLuintのポインタで