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ブックマーク / www.tonao.net (2)

  • 【中世】猿神退治|言霊 -日本の物語を語り継ぐ-

    ツイート 「信州信濃の光前寺・・・あの事ばかりは知らせるな」 一実坊弁存という旅の僧侶が遠州見付村(静岡県磐田市)を通りかかりました。紅葉が色づく中で太鼓やお囃子が聞こえて来ます。 今日は村にある見附天神社という神社で村祭りが催されていました。しかし、村人の表情は何処か暗く何処か影を落とした印象がありました。 一実坊は、その異様な雰囲気の村を歩いて周るとすすり上げるている家族に出会います。 一実坊は、家族に尋ねました「なぜ、そのような悲しい顔されているのですか?私でよければお話を聞かせて下さい。何かお役に立てるかもしれません。」 すると父親が答えました「この村では年に一度、泣き祭りといってこの時期に若い娘が住む家に白羽の矢が立ちます。その家の娘を人身御供にささげなければ村の田畑は荒れ果て凶作となるのです。今年の白羽の矢は私達家族の門戸に…」父親が話し終えると母親は娘にすがり泣き崩

  • 国生み-黄泉の国- | 奇画録

    黄泉の国の入り口である黄泉比良坂は島根県松江市東出雲町にひっそりと残っています。 黄泉比良坂といえば、イザナギとイザナミが離縁した別れの地であり、イザナミとイザナミにより寿命と生命誕生が定まった地です。 イザナギは、黄泉の国での死に姿を見て思わず逃げてしまいます。 怒ったイザナミは、大軍をつれてイザナギを追いかけます。 その時、イザナギを救ったのは一の桃の木でした。 古くから聖なる果実とされていた桃はその実で黄泉の国の軍を追い払ってしまうのです。 その事を大変喜んだイザナギは、その桃に神名を与えて人々を救うように命じます。 イザナギは、最後まで追いかけて来たイザナミを止める為にこの世と黄泉の国との境である大穴を 大岩で塞ぎます。この大岩が道祖神の始まりとされています。 この岩を経てイザナギとイザナミの夫婦は離縁をするのです。 私は、イザナギの気持ちとイザナミの気持ち両者

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