2015-11-02 「人口20万未満の片田舎」こそがバックアップに相応しい その先駆けは、平将門が関東で起こした乱だろう。彼は、辺境の地だった関東に新たな国を築いて、自ら「新皇」と名乗って、一時的に独立国家を作った。 その後平安から鎌倉への過渡期に、木曽(長野県)の木曽義仲など地方の武士が続々挙兵した。最終的に勝利した源頼朝が幕府を開く鎌倉だって当時はド田舎だ。 その鎌倉幕府が滅ぶきっかけは、河内(大阪府)の楠木正成が幕府相手に大勝利を収めたことだし、室町幕府を作った足利尊氏の本拠地は名前の通り栃木県足利市だ。 ご存じ戦国の三英傑である信長、秀吉、家康は愛知県出身だし、その家康が作った江戸幕府をつぶして新政府を作ったのは薩摩(鹿児島県)、長州(山口県)の人々だ。 結局、時代を変えるのは田舎者、辺境の人間なのだ。 言い方を変えれば、田舎は都会(中央)のシステムが腐敗、疲弊したときのバックア